
こんにちは〜メイコです
「今からご飯行かない?」と突然誘われたので
行きつけの居酒屋さんに行ってきたんですが
常連の(20代くらい)の子が
「もう、本当にムカついて〜!」とプンスカしながら入ってきて
どうしたどうした、と皆で話を聞いてたら
どうやら
バイト先のアパレルの店長が
休みの日にも店に来たり
午前と午後で売り上げをLINEするように言ったり
「今月のこの対応で、君たちの評価が決まるから」
などなど、言われたらしく。
簡単に話をまとめると
・店長の監視が常にある
・指示が細かくなって面倒
・勝手に評価されて気分悪い
というところ。
まあ、店長の気持ちも分からんでもないけど
基本的にバイトの熱量と
店を任されてる店長の熱量じゃ
当たり前に『差』があって当たり前で
バイトの感覚なら「そこまでやる義理なくない?」
って気持ちは痛いほどわかる。
メイコも、バイト時代は超態度悪かったし
売り上げなんて別に関係ないしと言う態度だったから。
仕事はしっかりやるし接客も手抜きはしないけど
問題はバイトと正社員の
『熱量の差を履き違えない』ってことだなあと
今ならビジネスやマーケティングを学んでて理解できるのです。
で
この話を聞いてたら
隣の席のお姉さん(美容室経営)が
「あ〜そりゃやる気下がるねえ〜
ウチは「今月頑張ったら焼肉連れてくよ〜!」って言ってる」
と言ってて
それもまあ、関係性次第なんだけど
好きな上司から「焼肉奢るよ」なら超絶嬉しいけど
そうでもない上司から誘われても「はあ・・・そうスか。」で終わる
むしろ、プライベートまで奪わないでくれよと思う。
そのお姉さんは
普段からスタッフに「奢ってくださいよ〜」と言われるらしく
なかなか慕われてるので、それが上手く言ってると言う話。
あとは
夕方以降、お客さんの予約が少ない時間帯になったら
「もう上がっていいよ〜」と、言ってくれるらしく
無駄にダラダラ居残りさせられなくて、これは最高。
わたしが昔、デザイン事務所で働いてた時は
社長が定時で帰っても、仕切ってる女上司が帰らない。
夜中の0時を過ぎてもダラダラと仕事をしたり
「ダウンタウンのDVD見ようよ〜」とか言い始める。
マジで最悪の時間だったんだけど
(今の時代はこれ通用しないだろうな〜速攻で嫌われそう)
などを思い出して
わーわーと、盛り上がって話していたのだけど
結局は
「自分の人生が充実していないから仕事のことしか考えられない」
「自分が帰るのが寂しいから、周りを巻き込んでるだけ」
という結論になった。
確かに〜。
そもそも、こうして平日の夜に居酒屋に集まる時点で
ここに来ている人たちは、けっこう人生が充実してる。
愚痴を言ってた子は
バイトの掛け持ちをしながら、バンドを2組掛け持ちしてたりと
それはもう、めちゃくちゃ充実してる。
恋人と出掛けたり
友達カップルとBBQしたり
こうしてフラリと居酒屋でご飯したり
仕事以外で充実している人は
プライベートと仕事をしっかり切り分けて考えたい
だから、仕事にどっぷり浸かって
仕事しかやることがない人とは、そもそもの『熱量』も違ってくる。
いや、というか
熱量はあったとしても
相手のプライベートな時間、労働時間外のことを
頭において考える『スキマ』があるのとないのとでは
下が自主的に動くか、動かないかにも
大きく影響するもんじゃないかな
などなど
雇われる側(バイトの子)の意見と
雇う側の(美容師経営のお姉さん)の意見と
どっちでもないような立ち位置のメイコとで
人の動かし方の上手下手議論をして
お酒が進んだのでした。
で、こう言う話が出た時にいつも思うのが
インセンティブないから
『やる気のバラつき』があるのは当たり前だよね〜と思うのです。
時給はあくまで「最低限もらえるお金」であって
じゃあ最低限の仕事しかしませんよ、は当然じゃないのかなと。
わたしの知り合いの
億単位を稼ぐ起業家が経営してるバーは
このインセンティブの概念をしっかり教育してて
『売り上げが伸びたらしっかりキックバックする仕組み』で
そのおかげで自主的に
「どう言う接客をすれば客がプランを上げたくなるか」だとか
「どのタイミングで何を伝えれば追加注文が入りやすいか」だとかを
マニュアルにしつつも、自分のためにも率先して行うシステムを作ってる。
そして意欲的な子は
当たり前に時給が上がって、他店舗の店長を任されるなど
「ただのバイト」から
夢のある『バーの店長』へとなるべく意欲が膨らむ。
これされたら
強制的に押し付けられる作業ではなく
自主的にどんどん自分から取り組んでくれるようになり
当たり前だけど、相互の関係性がより良くなる。
また別の知り合い(雇われ社員)の話だと
「仕事でミスって、破棄になった分を弁償させられた」
と言ってて
ミスったら罰金あるのに
頑張っても報酬はないのはどうなん???
と、思ったり。
やはり人を雇うとは
人を動かすことと同意なので
いかに相手が自主的に、能動的に動いてくれるかを
経営者側は考えて動いたり
仕組みを構築しないと、そりゃ無理だよねと言う話。
「たかがバイトにそこまで求めるな」は
わたし自身がバイド時代にめちゃくちゃ思ってたし
さらにいうと、若さってトゲトゲにトンガってるから
自己主張もしっかりしてるし
感情も出やすい
なんでもそうだけど
「やらされている、使われている」と思うと
人は極点にやる気を失う。
逆に
「やりたい!こうしてあげたい!」と思うと
人は想像以上のチカラを発揮してくれる。
それが、たとえカラ回ってたとしても
マニュアルを作ってあげれば
方向性は修正できるし。
などなど
居酒屋の件を振り返って
人を動かすって、こうだよな〜など
つらつらと考えたりしたのでした。
「やる気出せよ」
「やる気ないなら帰れ」は
もはや通用しない時代なのだよねえ
とても健全だなと思ってしまう。
昭和の根性理論だけじゃなく
「おかしい」と思うものには、「おかしい」と言える
めっちゃ当たり前のことなのにね。
そういうのがZ世代とやらなんやら
やっと主張できるような社会になったのかな〜と思いつつ
もう日本は内側からボロボロなので
外側からは温暖化やらで気候変動ももうボロボロ
夢がない終わりになっちゃったけど
だったらせめて、自分がやりたいことをやれる人生を生きる
そのためには
やはり『雇われる』じゃなくて
自分で自由にお金を作るスキルを学んで
どんどんやっていった方が
こういう「人を動かす」だのなんだので
余計なストレスはかからないのだな〜とも思ったのでした。