~ご近所・親戚友達編~安易なハンドメイドのプレゼントはとってもキケン
いろんなハンドメイドの悩みを見る中でも
初心者の作家さんが陥りがちなのが
「器用だから○○さん作って♪」という
手作りの苦労を分かってない人からの依頼。
ちょっとした軽い気持ちの返事が
いつの間にが抜け出せない泥沼に
なっちゃう可能性もあるので
しっかり心に留めておこう!
★最初は楽しみながら作るのがイチバン
ハンドメイドが楽しくて
どんどん作っているうちに
お友達・親戚やご近所に
配ったりすることってあるよね。
プレゼントして喜んでくれることが嬉しくって
最初はどんどん作ってはプレゼントしていく。
そうすることで
いろんな人からいっぱい意見をもらえるし
- 「すごいね!」
- 「可愛いね!」
- 「わあ~どうやって作ってるの?」
ってチヤホヤしてもらえるから
ハンドメイドの原動力としては
すごく良い力を持っているし
良い力をもらっている状態になるよ
≫ハンドメイド作家のオリジナルが作れない自信がない、を解決しますよ~【お悩み相談編】
チヤホヤ期の大切さについてはこの記事をみてね
チヤホヤ期によって
自分と自分の作品に自信を持つ。
ここまではいわゆる作品の
「モニター」になってもらう状態
改善点や使い勝手など
どんどん技術を磨いて楽しく作る時期だから
どんどん作って作って
腕をめきめき上げていこう。
★ハンドメイドだから逆に大変ですよ
ある程度技術も向上してきたら
いよいよ周りからの反応が違ってくる。
これまでは「すごいね、可愛いね、ありがとう」という
受け身だった人たちが
- 「友達の分も作って」
- 「またあれ作ってくれない?」
- 「今度はこういう感じのがほしいんだけど」
などなど、一歩踏み込んだ言葉が飛び込んでくる。
つまり、こういう言葉がもらえるようになったってことは
自分の技術が充分通用するレベルになった
ということ。
ただし、ここからが第一の関門
そして最大の難所だとも言えるよ。
これらの発言を全て
「オーダー(依頼)」として捉えること。
つまりお金をもらわなくちゃいけないよ。
ここで今までのように無料で作っちゃうと
- ○○さんに言えばタダで作ってくれる
- ○○さんならこういうのはすぐ作れる
- ○○さんは器用だからなんでも作ってくれる
っていうふうに
悪気はなくてもいつの間にか
誰かの便利屋さんのような状態になっちゃう。
これはまずいよね。
たった1人でも無料で受けてしまうと
- あの人にはタダで作ったのに
- あの人だけなんてどうして?!
- 友達だと思ってたのにヒドイ
なんて
まるで無料で頼むことが善意だとでも言うような
自分勝手な意見がどんどん出てくる。
悪循環のはじまりだからね。
こういう時は思い切って
ハンドメイドはすごく大変なんだよ
っていう気持ちを
相手にわかってもらう必要がある。
●大事なことだから覚えておいて
オーダーをお願いしてくれる人は
- 1.あなたの作品だから欲しいと言ってくれる人
- 2.タダで作ってもらえるからお願いしてくる人
この2パターンがいるっていうこと。
悲しいことに大抵の場合は2が当てはまるよ。
「タダで可愛いのをもらってあげる」
なんて恐ろしい気持ちの人も現れるから
気軽にタダでオーダーを受けるっていうのは
ほんとうにとってもキケンなことなんだよ。
★断る勇気と上手な断り方
オーダーに料金がかかるってことを
分かってもらうためには
相手に勇気を持って伝える必要があるよね。
もし、相手からお金を貰いたくない場合は
- 「今ちょうど作りかけのがあるから」
- 「ちょうどつくろうと思っていたから」
- 「材料が余っていたと思うから」
など、タイミングがいいから作る
という言い回しにしてみよう。
お金をもらう場合は
- 「~~~円くらい掛かりそうだけどいい?」
と、しっかり金額を提示しよう。
完全に断りたい場合は
- 「今忙しくて時間がないよ」
- 「オーダーが立てこんでて数カ月先になるよ」
- 「オーダーだからお金掛かっちゃうけどいいのかな?」
- 「もう作るの疲れちゃったんだよね」
などなど
嘘も方便も混ざっているけれど
たいていの人は
「2.タダで作ってもらえるからお願いしてくる人」
だからお金がかかる事がわかると
じゃあいいや。って引き下がってくれる。
この時大事なのは
「ほんとうに手作りって大変なのよ(泣)」
くらい大げさに言ってみること。
器用だから簡単に作れるくせにお金取るのか!
な~んて変な人もいるからね。
ハンドメイドはとっても大変
時間も手間もお金もかかる。
それを作らない人はぜんぜん知らないし
分かってもらう機会もないからね。
最初にプレゼントするのは
自分の自信を高めるためには大事なことだけれど
自分から進んで渡す場合と
相手から求められる場合とでは
大きな大きな差があることだということを
よく覚えておこう。
今後泥沼にならないためにも
最初でしっかり断り方を考えておくこと
絶対に無料でオーダーを受けないこと
軽い気持ちが後々面倒くさいことになること
覚えておいてね。