ハンドメイドの委託初心者が気をつけたい新規オープンの人と場所、委託店
委託店を探す時って
何を基準にしたらいいのか難しいよね。
これまでのおさらいは
ここからしてもらうとして・・・
今日は新規オープンでの委託店に絞ってお話するよ
今から委託店を探す場合や
今の委託店が不安な場合は
ぜひ参考にしてってね。
★新規のお店はとても危うい不安定な状態
ハンドメイドの委託店を探している時
「新装開店するのでぜひあなたの作品を置いて欲しい」
っていうメールを貰うこともあると思う。
そういうお誘いは作家にとって名誉だし
ものすごくテンションも上がるよね。
自分を選んでくれたことに対しても
すごく嬉しくなっちゃうから
手放しで参加したくなっちゃう気持ちも
すごーく分かる。
でもね・・・
実は委託店ってものすごく大変なんだよ。
「新装開店予定です!」
と、はりきっているお店の人には悪いけれど
初心者の場合は新規のお店に
委託するのはオススメしない。
★新規オープンが夢のまま終わるケースも。
夢いっぱいでお店を開いた場合でも
- 交渉が上手くいかなくて結局オープンできませんでした。
- オープンしたけど管理ができなくて辞めました。
- たくさん作家が居るのでひとりひとりに連絡してるヒマがとてもない
- 家庭の事情でお店を閉めることにした
などなど
お店のオープンすらできないまま
「わたしの作品どこ行った?!」と
泣き寝入りするケースもある。
カオも委託店にはこれまでたくさん
置いてもらってきたけれど
本当にいろんな事情があった。
カオの委託経験であったいろんな事情
共同オーナーとの意見の不一致で白紙になった。
オープン夏に延期になったので
一時的に作品を預かっていてもいいか?
その後音信不通
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突然作品が送り返されてきて
「新しいお店でやります。
でもあなたの作品はいりません」的な
内容にも受け取れるメモを入れてきた委託店
(しかも宛名も殴り書きで
愛情がこれっぽっちも感じられないおまけ付き)
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さらに
最初はものすごくまめに連絡してくれていたお店が
気づいたらポツポツ、とメールの連絡が減ってきて
いつの間にか音信不通になったケース。
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毎回メールが遅れに遅れてくる委託店。
売れているのか、いないのか
作品が無事に届いたのか届いていないのかも不明
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家庭の事情で突然お店を閉めることになったケース
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オーナーさんが変わって、気づいたら
お店の隅っこで作品がホコリをかぶっていたケース
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ものすごく良くしてくれたお店だったのに
競合相手に勝てず泣く泣くお店を閉める事になったケース
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などなど
書き出してみると結構いろんな経験してきてる(笑)。
音信不通のお店には
もちろん何度もメールを送るんだけど返ってこない。
こんだけいろんなトラブルがあるから
あなたが委託店を探しているんだけれど・・・
と思っているならカオは迷わず
「新規オープンのお店はやめなされ」とアドバイスするね。
大事なのは結局「人」であって「場所」じゃない。
移転とかリニューアルなら問題ないかもしれないけれど
まったくの初めての委託店、自宅ショップで
今からゼロ出発するお店に委託する場合は
そのお店のオーナーさんを信じるしかない。
なにも保証がないし
紛失や失踪、音信不通の覚悟が必要だよ。
それでも惚れ込んだオーナーさんなら
あなたの愛情注いだ作品たちを
信じて預けてみよう。
委託店に作品を預けるということは
それほどリスクが高いこと。
あなたが一緒にお店を育てる、という覚悟がないと
オーナーさんにはひとりでは抱えきれないほどの
苦労と苦難が待ち構えている。
はじめての委託店
この人と一緒にお店を育てよう
自分がこのお店とオーナーさんを支えるんだ!
っていう強い気持ちがあって
やっと自分にも覚悟ができる。
ポイと作品を送れば売ってくれる場所
という気持ちでは
お店も育たないし
あなたも成長できない。
委託店を探すときは
運命の人とお店を探すように
じっくりと見極めてみよう。
そしてメールを送ってお返事を待つ。
帰ってきたメールが素っ気ない場合は
そのお店はあなたの運命の場所ではない。
置いてもらうのはただの建物。
大事なのはその管理をしてくれる人だよ。
あなたが支えたいと思えるお店に出会えるように
カオも応援しているから
焦らずじっくり運命のお店とオーナーを探しだそう。