ハンドメイド作品『持ち込み』でオーダーを受けた場合の金額設定や注意点
こんにちは、カオです。
先日カオの元へ
「生地の持ち込みでオーダーを受けた場合
お値段はどうするべきでしょうか?」
というご質問を頂きましたので
ブログで共有します~!
オーダーは『作家の付加価値』のお値段
オーダーにも色々ありますが
特に今回のような持ち込みの場合
・生地代金はお客様持ちだから安くするべきか
・それとも特別オーダーだから高くするべきか
というお悩みがあったようです。
結論から言うと
オーダー料金は
しっかりいただきましょう~!
ということになります。
作家は
- 自分の好きなタイミングで
- 自分の好きな素材で
- 自分の好きなデザインで
- 自分の価値観で
ハンドメイドを作って販売しているわけですが
今回の場合は
- お客さんのタイミングで
- お客さんの希望の素材で
- お客さんのデザインで
- お客さんの価値観で
作品を提供しなくちゃいけないわけです。
これって実はすごく大変なことなのです。
技術的にもそうですが
プレッシャーやストレス
と言った意味でも大きくなります。
時間の制約もありますし
『自由じゃない』ということです。
1件だけなら問題ありませんが
- 「じゃあ、次はこの生地で」
- 「じゃあ、次はお友達の分も」
- 「じゃあ、次はこんな感じで
お願いしたいです」
などなど
『1度請けてしまったら
次回以降も同じだと思われてしまう』
ということを
しっかり意識しておかねばなりません~。
今回生地代金はお客様持ちなので
「生地代かからないから安くていいかな?」
と思っていたのならキケンです。
素材に価値が有るのではなく
作家自身に価値があるので
付加価値は当然つけるべきなのです~。
あなただからこそ頼みたい!という制限をかける
オーダーで、しかも持ち込みの生地の場合
制作するだけでなく
トラブル対策なども十分必要になってきます。
- 「思ってたのと違った!」とか
- 「作りが甘かった!」とか
そういった可能性もあるので
(お客さんには本当に
色んな人がいるのです・・・)
「どうしても○○さんにお願いしたい!」
「たとえ金額が多少かかってもいい!」
と思ってくれた方だけにオーダー対応をする。
最初にそういった制限をかけると良いです~。
過去にあったお悩み相談では
ついつい、オーダーを気軽に受けてしまったら
自分の作風とは全く違うものをオーダーされ
結局は素材などの調達に
時間も労力もお金もかかり
ゴタゴタした結果キャンセルされた。
という作家さんもいらっしゃいました。
トラブルになりがちなお客さんとは
この作家さんだから頼みたい!
と言うわけではなく
ハンドメイド作家さんなら
私の欲しいもの作れるでしょ?
という思考の持ち主です。
大事なことは
何でもホイホイとオーダーを受けるのではなく
自分の作風が好きでオーダーしてくれた方との
ご縁を大切にする、ということです~。
お金のため!であれば
「嫌なことでもやらなくちゃいけない」
かも知れませんが
せっかくハンドメイドで
『楽しくお金を頂いている』ので
自分のこだわりの作風を望んでくれる人にこそ
最高の作品を届けていきたいですよね。
以上、オーダーに関する注意点でした~。